まるはばん!
目指すは語根マスター!クロワッサン絢友です🥐
前の投稿から わくと(時間)が開いてしまいましたが、
けいふぁ はるか?(How are you? ご機嫌いかが?)
私はこの一か月半、すーら(絵)を完成させることに らっかずとぅ(集中した)でした。
ブログを投稿したい気持ちはありつつも、日常のアレコレと美術展への出展の期日に追われ、さすがに余裕を生み出せませんでした。
う~ん。スケジュール調整と効率化に改善の余地アリだと実感しましたよ。
あとは家族が寝静まった夜中に作業するのが一番捗るのは事実なのですが、わたくし平成一桁生まれのアラフォーでして。
三十路を越えたあたりから なうむ(睡眠)を削るとロクなことが無いので、日中にどうにかして時間をつくる意志を強く持たねばと思いました。
何事も漫然とやってちゃダメですね。
美術展も閉幕したことですし、富士山の近くで静かに学びの秋を堪能したいと思います。
さぁ、今回はリハビリがてら、さっくりと。
アラビア書道って?
皆さんは「アラビア書道」をご存知ですか?
アラビア書道は日本における書道と同じく筆と墨を使った手書きの芸術分野です。
イスラームの聖典であるクルアーンに記された言葉を筆で美しく書くために生まれた芸術のことを指します。
ユネスコの動画が面白かったので時間がある方はこちらをご覧ください。
アラビア書道では、筆は葦か竹、インクは墨を主に使います。
紙はすこしツルっとしたアート紙のようなものを使うことが多いようです。
アート紙が分からない方は、光沢のあるパンフレットやカレンダーに使われている用紙をイメージしてください。
普通紙だと滑りが悪くて書けないのです。
昔は紙の表面に卵白を塗って乾かしたあと、なめらかな石で擦ってツルツルした質感を作っていたそうです。
アラビア書道自体、日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんね。
日本でのアラビア書道は?
日本におけるアラビア書道は、アラビア書道の先駆けにして頂点である本田孝一さんが会長である「アラビア書道協会」が普及に尽力しています。
本田孝一さんの凄さは、今回アップした写真の本を図書館などで見てみるとよく分かると思います。海外の著名な美術館にも数多くの作品が収蔵されています。
アラビア語関連の著書もたくさんあります。
ちなみに、国内で気軽に正統派アラビア書道の手ほどきを受けられるのは、アラビア書道協会が提供しているレッスンくらいでしょうか。
あとはモスクなどで体験会を開催していることもあります。
他にも私が知らないだけかもしれないので、情報があればお待ちしております!
実は私も、4年前にほんの少しアラビア書道をかじったことがあります。
そもそもアラビア語を始めたきっかけが、東京ジャーミーの文字装飾を見て感動したことにあります。
「アラビア書道を習えば私にも書けるかもしれない」
そう思い立ち、扉を開いてみました。
教室では生徒さんそれぞれが自分の課題に向き合い、黙々とアラビア文字に向き合っていました。
年齢層は様々で、小学生のお子さんからかなりご高齢に見える方も。
数人と話しましたが、中東旅行がきっかけであったり、アラビア語を習っている延長で興味を持ったり。
他にも、特別アラビア語には興味はなかったけれど異文化に触れようと始めた方など、アラビア書道との出会い方も十人十色でした。
私はと言えば、練習時間が思うように取れず数回でギブアップ!
「子育てが終わってからのお楽しみにしよう」と心に誓いました。
アラビア書道が精緻な美しさを持つ芸術であること。
ハマればハマるほど、極限の美を追い求めたくなってしまいそうな底なし沼であること。
たった数回体験しただけでもアラビア書道のそんな側面に触れることができました。
皆さんも興味があればぜひ体験してみてください!
みんなの大好物!語根タイム♡
はい、では最後に皆さんの大好きな語根を一個学んで終わりにします!
今回は「ペン」について。
ペンはアラビア語で
قَلَم (qalam)「からむ」です。
語根はこのまま ق ل م です。
この語根は「切る」「書く」「整える」に関する言葉に使われています。
元々はコイネーギリシア語で葦を指す「からもす」が語源です。
※参考としてwikiをおいておきます。
葦は古代から筆記具のほか、建築材料としても使われていました。
湿地帯にボーボーと生える植物なので、もしかしたら古代から「葦を見たら刈り取れ」くらいに思われていたのかもしれません。
ちなみに、からむの「か」は上あごの喉側に息を当てて発音します。
日本語の「か」とは全く異なる音なのでコツがいるかもしれませんね。
また、言葉という意味をもつ
كَلِمَة (kalima)「かりま」という単語があるのですが、
音が似ているだけで語根も語源も異なります。
しかし、からむ を覚えるついでに かりま も覚えられるのなら尚ヨシです。
あ、葦は日本ではヨシとも言います。
覚え方は・・・そうですね、こんなのどうですか?
付箋に からむで かりま書いて はったどー(はったとぅ)!
(付箋に ペンで 言葉書いて 間違えた!)
は~い、きょうはここまで!
久しぶりに読んでくれてしゅくらん♡
また遊びにきてくださいね!
それでは、わだ~あん!(ばいばーい!)
0 件のコメント:
コメントを投稿